４月の米就業者数、１７万５千人増にとどまる　失業率は３．９％に上昇 - Easy News

米労働省労働統計局べいろうどうしょうろうどうとうけいきょくが３日発表みっかはっぴょうした４月がつの雇用統計こようとうけいによると、非農業部門ひのうぎょうぶもんの就業者数しゅうぎょうしゃすうは前月比ぜんげつひで１７万まん５０００人増にんぞうにとどまった。

予想よそうよりも減速げんそくしており、昨年さくねん１０月以来がついらいの低ひくい水準すいじゅん。米連邦準備制度理事会べいれんぽうじゅんびせいどりじかい（ＦＲＢ）がインフレ抑制よくせいのため需要じゅようを冷ひやそうと試ここのみる中なかでの減速げんそくとなった。

エコノミストの予想よそうでは、労働市場ろうどうしじょうは高金利こうきんりの圧力あつりょくで徐じょじょ々に減速げんそくする見通みとおし。

市場しじょうは今回こんかいの発表はっぴょうを好感こうかんし、ダウ工業株平均こうぎょうかぶへいきんの先物さきものは５０５ドル（１．３％）高だか、Ｓ＆Ｐ５００の先物さきものは１．１％高だか、ナスダックの先物さきものは１．５％高だかとなった。

米金融大手べいきんゆうおおてウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、マイケル・プグリーゼ氏しはＣＮＮの３日みっかのインタビューに対たいし、「大局的たいきょくてきな観点かんてんから見みると、労働市場ろうどうしじょうは依然非常いぜんひじょうに力強ちからづよく、逼迫ひっぱく（ひっぱく）が続つづいている」と説明せつめい。「２０２０年ねんや０９年ねん、あるいは過去かこ１５年ねんあまりで目めにしたような労働市場ろうどうしじょうが完全かんぜんに軟化なんかした状況じょうきょうからは程遠ほどとおい」と指摘してきした。